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知っておきたいデザイン用語集③
【カンプ・デザインカンプ】
カンプ(デザインカンプ)は、Webサイトやアプリのデザイン案を具体的に示すためのものです。デザインカンプは、依頼者とデザイナー・開発者がデザインの完成形をイメージしやすくし、方向性の齟齬を防ぐための重要な役割を果たします。特に、新規Webサイトの立ち上げや大幅なリニューアルを行う場合には、イメージ共有がプロジェクトの成否に直結するため、カンプの作成が推奨されます。
近年では、CMSや各種制作ツールの進化により、必ずしもデザインカンプを必要としないケースも増えてきました。テンプレートを用いた迅速なサイト構築が可能となったため、小規模な変更であればカンプなしでも対応可能です。しかし、全く新しいサイトを一から設計する場合や、既存サイトのデザインを大幅に変更する際には、依頼者と開発側の認識がずれることが多いため、カンプの作成が不可欠です。
デザインカンプの作成には、figmaやCanva、Adobe XD、Photoshopといったツールがよく使用されます。これらのツールは、ユーザーのインターフェースを直感的に操作でき、デザインを共有・編集しやすい点が特徴です。特にfigmaは、リアルタイムでの共同編集が可能なため、チームでの作業が効率化され、迅速にフィードバックを反映することができます。
カンプ作成を通じて、デザインの方向性が明確になり、関係者全員が同じゴールに向かう土台ができあがります。