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知っておきたいデザイン用語集⑬【マージン / パディング 】
マージンとパディングは、デザインやWeb制作における重要な余白の概念であり、要素の配置や視覚的なバランスを整えるために欠かせない要素です。どちらもホワイトスペースに関連しますが、それぞれ異なる役割を持っています。
マージンは、要素と要素の間に生じる外側の余白を指します。隣り合うコンテンツ同士の距離を調整するために使用され、見た目のバランスや読みやすさを向上させます。例えば、見出しと段落の間にマージンを設けると、各コンテンツが視覚的に独立し、まとまりが生まれます。これにより、情報が詰め込まれた印象を避け、ユーザーが一つひとつの要素を認識しやすくなります。
パディングは、要素内の内側の余白を指し、コンテンツが要素の端に近すぎないように配置されます。ボタンやテキストボックス内にパディングを加えると、文字が外枠に張り付きすぎることを防ぎ、要素が視覚的に整った印象を与えます。特にボタンのデザインでは、パディングを適切に設定することで、クリックしやすく、視覚的にバランスの良い形に仕上がります。
Web制作では、HTMLやCSSを使用するデザイナーやコーダーにとって、マージンとパディングの概念は基本中の基本です。この2つの使い方を理解することで、各要素間の空間や内部の余白を自在にコントロールでき、見やすく、整ったデザインが実現できます。マージンとパディングの違いを理解し、適切に使い分けることで、デザインの質が一段と向上するでしょう。