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知っておきたいデザイン用語集㉒
【Warm Color/ Cool Color】
暖色(Warm Color)と寒色(Cool Color)は、色彩を感覚的に捉える際に使われる言葉で、ファッションやコスメでもよく耳にします。これらはデザインにおいても重要な要素で、色の選び方次第で印象が大きく変わります。
暖色は、赤や黄色、オレンジなどの温かみを感じさせる色の総称です。これらの色は、エネルギーや活気、親しみやすさを連想させるため、目立たせたい要素や感情的なつながりを強調したい場合に適しています。たとえば、セールの告知やイベントのポスターでは、暖色を活用することで視線を引きつける効果が期待できます。
一方、寒色は、青や緑、紫といった冷たさや静けさを感じさせる色を指します。寒色は、落ち着きや信頼感、安定感を表現するのに適しており、金融や医療系のデザイン、リラックスを重視した空間の演出に多く用いられます。また、寒色は視覚的に後退して見える特性があり、背景や補助的な要素として使うことで、全体に奥行き感を与えることができます。
デザインにおいては、暖色と寒色の組み合わせによって、さらに多様な表現が可能になります。たとえば、暖色をアクセントカラーに、寒色をメインカラーにすることで、バランスの良い配色が生まれます。色彩の特性を理解し、目的に応じて適切に使い分けることで、より効果的なデザインを実現しましょう。暖色と寒色の力を活用して、視覚的なインパクトや感情的なつながりを強化してみてください。