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ローカルマーケティング

ローカルマーケティングとは?
書店にマーケティングの書籍が沢山並んでいますが、ローカルで展開すると考えるとすべてが参考になる事柄でないことがあります。
ローカルマーケティングとして定義することにより、地域の販売促進の展開がより効果的になると考えます。
例えば、あなたが野菜を作っている農家さんだとしましょう。遠くの誰かにネットで売ることも大事。
でも、それよりもまず、隣町のおばあちゃんが「ここのにんじん、甘くて好き」と言ってくれる関係をどう作るか。
その方が、ずっと長く続く商売につながる。そんな考え方が「ローカルマーケティング」です。
エリアマーケティングとの違いは「数字」か「人」か
「エリアマーケティング」は、例えば駅の乗降客数や商圏人口をもとに分析し、どう広告を打つかを決めるデータ重視のやり方です。
一方「ローカルマーケティング」は、人と人とのつながりに目を向けます。
「あそこのご夫婦、最近SNSを始めたらしいよ」
「あの美容師さん、地元の紹介がうまいんだって」
こういった顔の見える情報がマーケティングのヒントになります。
商圏は30km以内。会える距離が、商売のヒント
ローカルマーケティングの対象は、だいたい半径30キロ以内。
つまり、車で1時間以内に来られる人たちとの関係をどう深めるかという視点です。
例えば
・地元FM局に出てみる
・商工会のイベントに顔を出してみる
・地元のマルシェに1日だけ出店してみる
こうした小さな行動が、思わぬご縁を呼ぶことがあります。
アナログ的な「インフルエンサー」の力
子育てサロンの運営者さん、地元の常連客が多い喫茶店のママさん、町内会で頼られてるおじいちゃん、
SNSのフォロワーが1万人いなくても、地元の人に信頼されてる人がいます。
こういう方々が「いいよ」って言ってくれたら、テレビCMより効果があることも。S
NSだけに頼らず、地域に根ざしたインフルエンサーとの関係づくりが大切です。
SNSも「誰に届くか」が大事
SNSでは「バズる=成功」だと思われがちですが、ローカルマーケティングではむしろ逆。
あなたの投稿が、遠くの誰かに届くよりも、近くの「来てくれる人」に届く方が100倍価値があります。
そう考えるとハッシュタグも地域キーワードであるかなど意識が変わってきます。
売る前に、会いにいく。
ローカルマーケティングは「売る前に、会いにいく」戦略。
数字より物語、拡散より関係。顔の見える30km圏内に深く潜るほど、リピート率とLTV(顧客生涯価値)は伸びていきます。