株式会社間島宣伝事務所

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地域で育てるファンベース

マーケティングの世界では「ファンベース」という言葉があります。
単なる顧客ではなく、共感して応援してくれる存在。「買う」「使う」にとどまらず、他の人に薦めてくれたり、困った時に支えてくれたりする「ファン」は地域の中でこそ育ちます。

たとえば、昔ながらの和菓子屋さん。おばあちゃんが「あんこが少し多めに入ってるのよ」と言ってくれる。たまにしか行かないけど、心に残る。誰かに「ここのおはぎ、美味しいんだよ」と話したくなる。それはがファンの始まりになります。
ローカルビジネスにおけるファンづくりは、特別な仕掛けや演出よりも、「気づき」「関係性」「記憶」の積み重ねが大切です。

「名前を覚える」「おすすめを覚えておく」「地元の話をする」「子どもに声をかける」そんな小さなやりとりのなかに、「わたしはここにいていい」という安心が生まれます。

当社はそんな「関係づくり」をデザインと行動で作っていきたい。
チラシひとつ、POPひとつ、SNSの投稿ひとつにも、「人と人がつながるきっかけ」が生まれるように。
ファンは、一度で育ちません。
でも、時間をかけて信頼を育てたその先には、「またここに来たい」「この店、ずっと続いてほしい」という気持ちが生まれるはず。
そしてそれが、地域の力になる。
「地域で育てるファンベース」それは、地元を大切にするお店と、それを応援する人たちの、小さくて、でも確かな循環なんです。