mashima
価格だけが価値ではない。
例えば、目の前にパッケージも中身もまったく同じペットボトルに入った2つのお茶があるとする。
ひとつは1本90円、もうひとつは130円、あなたはどちらを買うだろうか?
この質問の時点では、多くの人は価格の安い90円と言うだろう。
90円のお茶を買いたければその価格帯で販売する多くの店舗はスーパーが多い。今飲みたいお茶をスーパーに足を運び、レジに並び購入
すれば安いお茶は購入できる。しかし実際の行動はすぐに購入できるコンビニエンスストアで130円のお茶を買っていることの方が多い。
同じものなら安い方が価値があると考えることが優先されるが、この場合は、無意識に「価格」より、コンビニエンスストアで早く購入できる「時間」を優先しているということだ。
また顧客の価値は時代よって変わっていく。
牛丼店の吉野家のキャッチコピーは、1958年に「はやい、うまい」と展開、1968年に「はやい、うまい、やすい」に変更、1994年に「うまい、はやい、やすい」に並び替えた。
このコピーの強調する順番の変化は顧客価値の変化に合わせたみごとなコピー戦術と言える。
さまざまなビジネスの中で私たちはお客様に価値を提供している。
あなたの扱う商品やサービスの「価値とは何か?」をいろんな角度で考えると本当の強みが見え、これまでと違ったアプローチができる。