mashima
プロとは技術より姿勢かもしれない
仕事をしていると、「プロですね」と言われる場面があります。
この言葉を聞くと、つい高い技術や専門知識のことを思い浮かべるかもしれません。もちろん、技術は大切です。経験を積み、知識を深め、できることを増やしていくことは、仕事をしていくうえで欠かせません。けれど、長く仕事を続けるほど思うのは、プロをプロらしく見せているのは、技術そのものよりも、その人の姿勢ではないかということです。

たとえば、約束を守ること。返事を後回しにしないこと。分からないことを曖昧にしないこと。相手の立場を想像して話すこと。問題が起きたときに人のせいにせず、自分にできることを考えること。こうした一つひとつは、派手ではありませんし、特別な資格がいるわけでもありません。でも、こうした姿勢の積み重ねが、相手に安心感を与え、「この人に任せたい」という信頼につながっていきます。
実際、仕事の現場では、技術があるだけではうまくいかないことがたくさんあります。
どれだけ腕があっても、相手の話を聞かなければ求められていることを外してしまいます。どれだけ知識があっても、伝え方が雑なら不安を与えてしまいます。逆に、完璧ではなくても、誠実に向き合い、相手のことを考え、丁寧に積み重ねていく人は、少しずつ信頼を集めていきます。プロとして見られる人には、そういう共通点があるように思います。
仕事におけるプロフェッショナルとは、ただ上手にこなせる人ではなく、可能性を追求し、誇りを持ち、優先順位を考え、行動に移せる人だという考え方があります。さらに、相手の気持ちになれるコミュニケーションや、人の強みを活かす姿勢も大切だとされています。つまりプロとは、技術の高さだけで完結するものではなく、どう向き合うかという姿勢まで含めたものなのだと思います。
そして、この姿勢は仕事の質だけでなく、周りとの関係も変えていきます。
誠実に向き合う人のまわりには、自然と信頼が集まります。信頼があれば、相談も増えます。相談が増えれば、経験も増えます。経験が増えれば、技術も磨かれていきます。つまり、姿勢は技術の土台にもなっているのです。
技術を磨くことは大事です。
でも、それ以上に大切なのは、どんな気持ちで仕事に向き合うか。
どんな小さな仕事にも手を抜かず、相手を思い、自分の役割を果たそうとすること。
そうした姿勢がある人こそ、本当の意味でプロと呼ばれるのではないでしょうか。
