株式会社間島宣伝事務所

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頑張っている感

仕事をしていると、「頑張っている人」は評価されやすいものです。

遅くまで残っている。忙しそうにしている。たくさん作業している。休まず動いている。そういう姿を見ると、周囲からも「頑張っているね」と言われることがあります。

もちろん、頑張ること自体は大切です。努力しなければ身につかないこともありますし、時間をかけなければ形にならない仕事もあります。

ただ、気をつけたいのは、「頑張っている感」そのものが目的になってしまうことです。

本来、仕事で大切なのは、どれだけ大変そうに見えるかではありません。どれだけ時間を使ったかでもありません。目的に対して、きちんと前に進んでいるか。相手にとって価値のある結果につながっているか。そこが大切なのだと思います。

仕事をしていると、「頑張っている人」は評価されやすいものです。

遅くまで残っている。忙しそうにしている。たくさん作業している。休まず動いている。そういう姿を見ると、周囲からも「頑張っているね」と言われることがあります。

もちろん、頑張ること自体は大切です。努力しなければ身につかないこともありますし、時間をかけなければ形にならない仕事もあります。

忙しいことと、進んでいることは違う

仕事をしていると、忙しいだけで安心してしまうことがあります。

予定が詰まっている。メールがたくさん来る。打ち合わせが続いている。資料を何度も直している。そういう状態になると、自分では「仕事をしている」という実感があります。

しかし、忙しいことと、仕事が前に進んでいることは同じではありません。

一日中動いていたのに、結局何も決まっていない。何度も作業したのに、目的がはっきりしていない。たくさん時間を使ったのに、相手が求めているものとずれている。

こうしたことは、仕事の中で意外と起こります。

努力は、方向が合っていてこそ意味があります。方向がずれたまま頑張ると、頑張れば頑張るほど遠回りになることもあります。

頑張る前に、何のためかを考える

仕事で大切なのは、まず目的を確認することです。

この作業は何のためにするのか。誰のために必要なのか。何が決まれば前に進むのか。どこまでやれば十分なのか。何をやらない方がいいのか。

ここを確認しないまま動き出すと、努力の量は増えても、成果にはつながりにくくなります。

たとえば資料作成でも、完璧な見た目を整えることが目的なのか、まず方向性を確認することが目的なのかで、必要な作業量は変わります。

初回の確認段階なら、細部まで作り込むより、考え方が伝わる状態で見せた方がよい場合もあります。逆に、外部に出す資料なら、細かな表現や見た目まで整える必要があります。

同じ「頑張る」でも、場面によって力を入れる場所は変わります。

だからこそ、ただ全力でやるのではなく、どこに力を使うべきかを考えることが大切です。

努力は、減らすためにも必要

「頑張らない」と聞くと、手を抜くように感じるかもしれません。

しかし、本当に仕事ができる人は、むしろ無駄に頑張らなくて済むように工夫しています。

毎回同じ説明をしなくて済むように資料を整える。作業ミスを減らすために仕組みをつくる。確認の回数を減らすために、最初のヒアリングを丁寧にする。あとで修正が増えないように、最初に目的や条件をそろえる。

これは、楽をしているのではありません。

無駄な努力を減らすための努力です。

仕事には、頑張るべきところと、仕組みで減らすべきところがあります。毎回気合いで乗り切るのではなく、次に同じことが起きた時に、もっと楽に、もっと正確に進められるようにする。

そうした工夫も、仕事における大切な努力だと思います。

「大変だった」だけでは価値にならない

仕事をしていると、どうしても「どれだけ大変だったか」を語りたくなることがあります。

時間がかかった。何度も修正した。急ぎで対応した。夜遅くまでやった。苦労した。そうした背景は、確かに事実です。

しかし、お客様や相手にとって大切なのは、その苦労そのものではありません。

分かりやすくなったか。使いやすくなったか。売上や問い合わせにつながるか。判断しやすくなったか。安心できるか。目的に近づいたか。

仕事の価値は、作る側の苦労ではなく、受け取る側の変化にあります。

もちろん、見えない苦労があるから良い仕事ができます。けれど、その苦労を目的にしてしまうと、仕事は自己満足になってしまいます。

大変だったかどうかより、役に立ったかどうか。

そこに目を向けることが大切です。

頑張って見える仕事より、届く仕事

世の中には、頑張って見える仕事があります。

会議をたくさんする。資料を分厚くする。長い文章で説明する。何案も出す。細かな作業を積み重ねる。

それが必要な時もあります。

しかし、必ずしも量が多いことが良い仕事とは限りません。

会議は短くても、決めるべきことが決まれば意味があります。資料は少なくても、相手が判断できれば十分です。提案数は多くなくても、目的に合った案があれば価値があります。

頑張って見えるかどうかではなく、相手に届いているかどうか。

仕事は、そこを見失わないことが大切です。

頑張り方を変えることも成長

努力の量を増やすことだけが成長ではありません。

頑張り方を変えることも成長です。

以前より早く考えられるようになる。無駄な確認を減らせるようになる。最初に聞くべきことが分かるようになる。相手が迷いやすい部分を先回りして整理できるようになる。

こうした成長があると、同じ成果を出すために必要な労力は少しずつ減っていきます。

これは手を抜いているのではなく、仕事の質が上がっているということです。

いつまでも気合いだけで乗り切るのではなく、経験を使って仕事を軽くしていく。周囲の人も動きやすくしていく。お客様にとっても分かりやすくしていく。

そういう努力の仕方が、長く働くうえでは大切なのだと思います。

本当に必要な努力を見極める

頑張ることは大切です。

ただ、何でもかんでも頑張ればよいわけではありません。

今、本当に力を入れるべきところはどこなのか。逆に、やりすぎない方がよいことは何か。相手にとって必要なことは何か。自分の満足のために増やしている作業はないか。

そう問い直すことで、仕事の質は変わります。

頑張っている感に安心するのではなく、成果につながる努力をする。

忙しさに流されるのではなく、目的に戻る。

大変さを誇るのではなく、相手の役に立つ形に整える。

仕事に必要なのは、ただ頑張ることではありません。必要なところに、必要な力を使うことです。

そのためには、時には頑張りすぎないことも必要です。

余計な作業を減らし、大切なことに集中する。

それが、仕事を前に進めるための本当の努力なのだと思います。