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「Adobe Firefly」のはじめ方
初心者でも楽しく使える!画像生成AI
「Adobe Firefly」のはじめ方と使い方ガイド
最近、「画像生成AI」という言葉を耳にすることが増えてきましたよね。実際に使ってみたいけど、「難しそう」「英語が必要なの?」と不安に思っている方も多いはず。
今回はそんな不安をまるっと解消する、Adobeが提供する画像生成AIツール「Adobe Firefly(ファイアフライ)」をご紹介します。
「イラストが描けない自分でも、本当に画像が作れるの?」と思った方、安心してください。Adobe Fireflyは、言葉を入力するだけで、誰でも簡単にイメージ通りのビジュアルが作れるんです!

Adobe Fireflyってなに?
「Photoshop」「Illustrator」でおなじみのAdobeが開発した、テキストから画像を作成できるAIツールが「Adobe Firefly」です。
2025年4月には最新モデル「Firefly Image Model 4」が登場し、よりリアルで細かい表現ができるようになりました。
さらに、「動画生成」「音声の翻訳」「ベクターアートの作成」まで可能なマルチなAIツールへと進化しています。
プランと料金は?
個人向けには以下の4つのプランがあります(2025年5月現在)
プラン名 | 月額 | 毎月の生成クレジット | 特徴 |
---|---|---|---|
Firefly無料プラン | ¥0 | 25クレジット | お試しに最適 |
Fireflyプレミアムプラン | ¥680 | 100クレジット | 手軽にたくさん生成したい方向け |
Creative Cloud単体プラン | ¥1,180〜 | 500クレジット | Photoshopなど他ツールも使いたい方へ |
Creative Cloudコンプリートプラン | ¥7,780 | 1,000クレジット | すべてのAdobeツールをフル活用 |
実際にやってみよう!画像生成の手順
ステップ1:公式サイトにアクセス
まずはAdobe Firefly公式サイトにアクセスします。Adobe IDでログインすればすぐに使い始められます。
ステップ2:テキストを入力して画像を生成
画面上部の入力欄に、生成したい画像のイメージを入力します。
例:「かわいいペンギンのキャラクター」
と入力してみると…
このような画像が生成されます!
生成はたったの数十秒!まるで絵本に出てきそうなペンギンが現れました。

さらに便利なFireflyの機能
Adobe Fireflyには、ただ画像を生成するだけでなく、画像を編集したり、構成を広げたり、色を変えたり、ベクター化したりと、実に多彩な機能が揃っています。
ここでは4つの注目機能について、実例とともに詳しくご紹介します。
1. 生成塗りつぶし(Generative Fill)
画像の一部を塗りつぶして新しい要素を加えたり、不要なものを消したりできます。
たとえば、ペンギンキャラクターの隣に「雪だるまを追加したい」とテキストで指定すれば、自然に背景となじんだ雪だるまが出現!逆に「リュックを消したい」と入力すれば、違和感なく削除されます。
✅ 活用シーン:不要な看板や物体の除去、商品イメージの演出、小物の追加

2. 生成拡張(Generative Expand)
既存の画像の外側に、自然に続く背景を自動生成できます。
たとえば、ペンギンの背景が狭いと感じたら、「星空と浜辺を追加」と指示するだけで、画像を拡張しつつ違和感のない背景を生成。これにより、SNSやプレゼン資料で使いやすいレイアウトに仕上がります。
✅ 活用シーン:構図を変えたいとき、横長のバナーやポスターのデザインに

3. 生成再配色(Generative Recolor)
「もっと明るい印象にしたい」「季節感を出したい」といった希望を、色味の変更だけで実現できる機能です。
たとえば、ペンギンキャラクターに「夏っぽい配色」と入力すると、アイスブルーやサンセットイエローなど、夏を感じる色合いに変換されます。抽象的な表現でもAIが的確に解釈してくれます。
✅ 活用シーン:商品展開(色バリエーション提案)、季節・ターゲット別デザイン調整

4. ベクター生成(Text to Vector)
テキストで指示するだけで、**Illustratorで使えるベクター画像(SVG形式)**を生成できる機能です。
たとえば「灯台のアイコン」「おしゃれなカフェのロゴ風イラスト」と入力するだけで、複数のレイヤーに分かれた編集可能なベクターアートが完成します。Illustratorユーザーには必須級の機能です。
✅ 活用シーン:ロゴデザイン、SNSアイコン、印刷物の素材作成など

今後の展望も注目!
2025年4月のAdobe MAX Londonでは、動画生成・音声翻訳・多言語対応といったFireflyのさらなる進化が発表されました。Fireflyは今後、あらゆるクリエイティブ業務の中核を担う存在となること間違いありません。
このように、Adobe Fireflyは「画像を生成する」だけでなく、「デザインの編集・調整」までサポートしてくれる非常に強力なツールです。
あなたのアイデアを、Fireflyでどんどん形にしてみてください。