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AIが多すぎて分からない

まずは「相関図」で全体像をつかむ

最近、ChatGPTをはじめ、Gemini、Claude、Copilot、Perplexity、Midjourney、Runwayなど、さまざまなAIサービスが次々と登場しています。

便利そうだとは思うものの、数が多すぎて「結局どれを使えばいいのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな時に大切なのは、AIをひとつひとつ暗記することではありません。まずは、AIがどのような関係でつながっているのかを、全体像で理解することです。

今回の相関図では、AIを大きく「土台・基盤」「基盤モデル」「AIサービス」「業種別活用」の4つに分けて整理しています。

AIを支える土台がある

まず左側にあるのが、AIを動かすための土台です。

NVIDIAやAMDなどの半導体、Azure、Google Cloud、AWS Bedrockなどのクラウド基盤、さらにHugging Faceのようなオープンモデルの共有基盤があります。

私たちが画面上で気軽に使っているAIの裏側には、大量の計算資源やクラウド環境があります。つまりAIは、単独で存在しているのではなく、大きな技術基盤の上で動いているサービスなのです。

基盤モデルはAIの「頭脳」

その上にあるのが「基盤モデル」です。

OpenAIのGPT、AnthropicのClaude、GoogleのGemini、MetaのLlama、xAIのGrok、Mistral、DeepSeekなどがこれにあたります。

簡単に言えば、AIの“頭脳”の部分です。文章を理解したり、画像を生成したり、コードを書いたりする力は、この基盤モデルによって支えられています。

最近では画像生成に特化したモデルや、動画、音声、開発支援に強いモデルなども増えています。

私たちが使うのは「AIサービス」

実際に私たちが普段使うのは、その上にある「AIサービス」です。

ChatGPTやClaudeのような文章作成・相談向けのAI。PerplexityやNotebookLMのような検索・調査向けのAI。GitHub CopilotやCursorのような開発支援AI。MidjourneyやAdobe Fireflyのような画像生成AIなど、用途によってサービスは分かれています。

ここで大切なのは、「どのAIが一番すごいか」ではなく、「自分の仕事に何を使うと便利か」という視点です。

文章を考えたいのか、資料を整理したいのか、画像を作りたいのか、業務を自動化したいのか。目的によって選ぶAIは変わります。

ひとつのサービスが複数のAIを使うこともある

最近のAIサービスは、ひとつのAIだけで動いているとは限りません。

複数のモデルを切り替えたり、用途に応じて裏側で連携させたりしながらサービスを提供するものも増えています。

つまり「ChatGPTかGeminiか」と単純に比較するだけでは、少し分かりにくくなってきています。

大切なのは、AIの名前だけを見ることではなく、そのサービスが何に強く、どんな業務に使えるのかを見極めることです。

業種によってAIの使い方は変わる

AIの活用方法は、業種によって大きく変わります。

広告・デザイン業では、企画、コピー、画像、動画制作。製造業では、マニュアル整理、品質文書、翻訳、保全支援。小売・ECでは、商品説明、接客AI、販促、レビュー分析などに活用できます。

また、医療・介護では記録補助や情報整理、教育では教材作成や個別学習、士業や事務では書類草案や議事録整理など、さまざまな場面で使い道があります。

ただし、AIは最終判断をするものではありません。特に医療、法律、経営判断などの重要な場面では、人が確認し、判断することが欠かせません。

最初から全部使いこなさなくていい

AIは万能の魔法ではありません。しかし、使う目的を間違えなければ、仕事の時間を短縮し、発想を広げ、これまで手が回らなかった業務を支えてくれる強力な道具になります。

最初からすべてを使いこなそうとする必要はありません。

まずは、自分の仕事に近い用途を見つけること。そして、2〜3個のAIサービスに絞って試してみることが大切です。

AI時代に大切なのは「選び方」

AI時代に大切なのは、流行に振り回されることではありません。

自分たちの仕事にどう役立てるか。お客様への提案にどう活かせるか。地域の事業や会社の課題解決にどうつなげられるか。

その視点を持つことで、AIは単なる便利ツールではなく、仕事の可能性を広げるパートナーになります。

AIを知ることは、これからの仕事の可能性を広げる第一歩です。まずは全体像をつかみ、自分の仕事に合った使い方から始めてみることが大切です。