株式会社間島宣伝事務所

BLOG

mashima

バナナで作った印刷用紙

近年、環境を考えた取り組みがさまざまな業種で進んでいる。
そんな中、パルプでできた用紙を使う印刷業界も同様に新たな取り組みが進んでいる。

例えば、バナナで用紙を作るといった取り組みを聞いた。
この「バナナペーパー」は、アフリカのザンビアで生産されたオーガニックバナナの茎の繊維に、古紙などを加え、日本の和紙技術を用いて作られた用紙。
途上国の貧困問題と、環境問題を解決したいという想いから生まれた。

他にも木材や水を使わず、石灰石から作る紙も話題に。
紙とほとんど同じ軽さ、厚さながら耐久性、耐水性があるため飲食店のメニューなどの印刷物に適している。
製造に水をほとんど使用しないため、水不足に悩む地域では紙の代替になりえると言われている。

また環境を守る取組のひとつとして、印刷用紙に「森林認証制度 FSC®」といった認証がある。
森林認証制度とは、適正に管理された森林から切り出された木材などに認証マークを発行し、持続可能な森林の利活用・保護を図る制度のこと。
印刷を発行する企業団体は、印刷時に申請して認可をもらえると指定のマークを印刷物に入れ証明することができる。

印刷物は、現在の世の中に一切不要とまで言い切れるものではない。
ひとつの伝達手段として印刷物は必要なものであるが、多くの用紙は、パルプ(木)を使っていることは事実。
だから今の時代、こういったさまざまな変化してきている環境を考えた用紙があることに認知を広げていきたい。