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敵を知り己を知れば百戦殆うからず

「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」は敵と味方の状況を熟知していれば、百回戦っても負けず、敵の状況を知らないで味方のことだけを知っているだけでは、勝ったり負けたりして勝負がつかず、敵のことも味方のことも知らなければ必ず負けるといった孫氏の兵法の一説。

ここで今回言いたいのは、「認知のかたより(認知バイアス)」がさまざまな物事の議論を合理的に解釈ができなかったり、情報を正しく受け取れなかったりして、望んでいない結果、人間関係が悪くなってしまうことにならないよう理解しておきたい話。

ほとんどの人は何かしらの色眼鏡で事柄をみている。
「頭があまりよくない人だから」「私をきっと悪く思っている」「敵対意識」などの色眼鏡(認知のかたより)を持ったまま事柄を見てしまうと、お互いに持っている色眼鏡が違う場合、事柄に対して見えている世界が違うので話が通じ合う訳がない。

色眼鏡は解釈のづれ、また間違った解釈がおこる問題を起こす。
例えば、他人の行動の解釈を間違えると、成功したときは自分の成果、失敗した時は人のせいや環境のせいにすることがある。
その他SNSなどで生まれたコミュニティーはどちらかというと同じ色眼鏡を持った人(狭い世界)で構成されがちだが、そこで自分の意見を称賛されるとそれが正論だと思ってしまうこともそうだ。

一番トラブルを大きくする原因はこの色眼鏡で見る認知のかたよりが大きすぎてしまうこと。
自分や他人がどんな認知のかたよりがあるかを知り、ニュートラルな状態で互いを知れば物事は良い方向へと進む。