mashima
運がいいとは、確率の問題。
「あの人は運がいい」
仕事でも、人間関係でも、何かのチャンスをつかんだ人を見て、そう感じることがあります。もちろん、偶然のタイミングや巡り合わせはあります。けれど、よく考えてみると、運がいい人はただ待っている人ではありません。人と会い、話を聞き、場所に出向き、何かに参加し、行動している人です。つまり、運がいいとは、ある意味で「確率の問題」なのだと思います。

出会いの数が、可能性の数になる
たとえば、月に1人としか新しい人に会わない人と、月に10人の人と会う人がいたとします。
どちらの方が、新しい仕事の話を聞く可能性が高いでしょうか。
どちらの方が、自分の知らない情報に触れる機会が多いでしょうか。
どちらの方が、「今度一緒にやってみませんか」と声をかけられる可能性があるでしょうか。
答えはとてもシンプルです。人と会う数が多いほど、何かが起こる確率は上がります。
もちろん、ただ名刺を配ればいいという話ではありません。大切なのは、出会った人の話をちゃんと聞くこと。相手の取り組みに興味を持つこと。そして、自分自身も何を考え、何をしている人なのかを伝えることです。その積み重ねの中で、偶然のように見えるチャンスが生まれます。
集まりに参加する人は、情報の入口が増える
地域の集まり、勉強会、異業種交流、イベント、ちょっとした相談会。こうした場所に参加することを、面倒に感じることもあります。
「忙しいから」
「自分には関係なさそうだから」
「行っても意味があるか分からないから」
そう思うことも自然です。
でも、実際に行ってみると、思ってもいなかった人とつながったり、何気ない会話から仕事のヒントが生まれたりします。自分が抱えていた悩みの答えを、まったく違う業種の人が持っていることもあります。運のいい人は、特別な才能でチャンスを引き寄せているというより、チャンスが生まれやすい場所に自分を置いているのだと思います。
何もしない時間にも、確率はある
誰もが一日24時間という決まった時間の中で生きています。睡眠、仕事、食事、家族との時間。その中で自由に使える時間は、実はそれほど多くありません。
だからこそ、その時間をどう使うかが大切です。
家で何となくスマホを見て過ごす1時間。
誰かに会いに行く1時間。
新しいことを学ぶ1時間。
行ったことのない場所へ足を運ぶ1時間。
同じ1時間でも、その後に広がる可能性はまったく違います。もちろん、休む時間も大切です。けれど、すべての時間を何となく過ごしてしまうと、何かが起こる確率は低くなります。「これは時間の無駄か?」と自分に問いかけることは、日々の行動を見直すためにとても大切な視点です。
運は、動いた先にある
たとえば、ある人が地域のイベントに参加したとします。そこで偶然、以前から会ってみたかった会社の人と出会う。雑談の中で自分の仕事を話す。後日、その人から相談の連絡が来る。
周りから見れば「運がよかったね」と言われるかもしれません。でも、その人がイベントに参加していなければ、その出会いは起きていません。自分の仕事を伝えていなければ、相談にもつながっていません。つまり、運は完全な偶然ではなく、行動した先に生まれる確率です。
運を待つより、運が起きる場所へ行く
運がいい人になるために、特別なことをする必要はありません。
人と会い、話を聞き、集まりに参加し、新しい取り組みに関わりながら、自分の考えを伝え、小さくても行動を続けていくことが、運に出会う確率を高めていきます。運がいい人とは、ただ偶然に恵まれた人ではありません。限られた24時間の中で、自分の時間をどこに使うかを考え、チャンスに出会う確率を自分で高めている人です。
運は、待つものではなく、動いた先で出会うもの。
そう考えると、今日の1時間の使い方も、少し変わってくるのではないでしょうか。
