何か新しいチャレンジや課題に挑戦する際、誰に相談するかはとても重要です。
同じ職種の仲間や身近な人に相談するのも悪くありませんが、内輪の常識にとらわれ、社会全体での視点を見失ってしまうことがあります。
※集団認知バイアス（グループシンク）とも言います

大切なのは、自分とは違う立場にいる人や、普段あまり接点のない人、多くの経験や失敗を乗り越えてきた人に相談することです。知識や経験があるだけでなく、相手のことを思いやれる人であれば、親身になって意見をくれるはずです。

一方で、知識や優しさのない人ほど、「それいいねー！やってみよう！」と一見前向きな言葉で背中を押してくれることがあります。しかし、これは相手が失敗しても自分にはリスクがない、無責任な言葉であることも少なくありません。

本当にあなたを思ってくれる人ほど、都合の良いことばかりではなく、あえて反対意見やリスクについても伝えてくれます。そうした反証意見にもきちんと耳を傾け、自分の考えを見直す柔軟さが求められます。

さらに、「どうすれば成功するか」よりも、「どうすれば失敗しないか」を考えることも大切です。
相談される側になると、「どうすれば成功するか」「どうやったら勝てるか」とよく聞かれますが、実は成功の形は人それぞれ。その人の人柄や運など様々な要素が影響するため、絶対の答えはありません。一方、失敗には共通するパターンが多く存在します。
だからこそ、「何をしたら失敗するか」を知り、それを避けることが、成功への近道になります。

相談相手の選び方と、失敗から学ぶ視点を持つこと。
この2つを意識することで、あなたのチャレンジは成功に一歩近づくでしょう。