グラフィックデザインとwebデザインはどう違うの？と聞かれることがあります。
デザインと聞くとどれも素敵に構成することと思われがちですが、まず大きく分けて、グラフィックデザインは紙、webデザインはホームページとデザインの媒体が違います。

例えばグラフィックデザインは、ポスターやパンフレットなどの印刷物を紙面のサイズに合わせて編集してそれから購入や集客につなげるようデザインします。
一方webデザインは、サイズの制限がありません。パソコンで見る人やスマホで見る方も多いので端末に合わせて可変するデザインが必要になります。

webデザインは、閲覧者がボタンをクリックする、お問い合わせフォームから送信などのアクションがあります。これは、紙にはできないグラフィックデザインとの大きな違いです。

また印刷物の場合は、配布する場所や手段などをターゲットの手に届きやすいよう考えることが必要です。Webサイトの場合は、アクセス解析からユーザー層を想定して編集デザインをすることが多いです。

さらに製本された印刷物は、表紙から閲覧するので、見る展開を考えて構成をつくります。
Webデザインの場合、検索などの結果により、閲覧者が全てがトップページから見るとは限らないので、各ページでストーリーを完結させたデザインが必要になります。
特にこういった点がグラフィックデザインとWebデザインの大きな違いかもしれません。

このようにグラフィックデザインとWebデザインでは媒体や編集デザインにおいて違いがあることを知っておくと、デザインするときに何が必要な要素かを迷わず整理することができます。