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知っておきたいデザイン用語集⑩
【トンマナ(トーン&マナー)】
トンマナとは「トーン&マナー」の略で、デザインの一貫性を保つためのルールを指します。ブランドやプロジェクトごとに、基本となるフォント、カラー、ビジュアルのスタイルを統一することで、どのメディアやページでも共通の雰囲気を持たせ、ユーザーにブレない印象を与えられるようにします。
トンマナを確立する際は、まずメインカラーや配色を設定します。カラーは、ブランドの印象を左右する重要な要素であり、例えば明るいカラーを選べばポジティブで親しみやすい印象を与え、一方でシックなカラーを選べば信頼性や落ち着きを感じさせます。次にフォントも、ブランドのトンマナを形作る大切な要素です。シンプルで読みやすいフォントを使うのか、個性的なフォントでインパクトを出すのかによって、ブランドのイメージが大きく変わります。
さらに、ビジュアルも重要な要素です。使用する写真やイラストのスタイルを統一することで、ブランドの世界観を一貫して表現できます。たとえば、柔らかな色合いの写真や抽象的なイラストをメインに使うことで、親しみやすさや温かさを演出することができます。
トンマナを設定することで、広告やWebサイト、SNSなど、どのチャネルでもブランドの一貫性を保つことが可能になります。トンマナが整っていることで、ユーザーはどこでそのデザインに触れても「このブランドだ」と認識しやすくなり、ブランドの信頼性や認知度向上につながります。