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知っておきたいデザイン用語集⑳
【コントラスト】
コントラストとは、「対比」を意味するデザイン用語で、画面や画像の明暗の差を指します。明暗の差が大きいほどコントラストが強く、シャープでくっきりとした表現になります。コントラストはデザインの印象を大きく左右する要素であり、適切に使うことで視覚的なインパクトやメッセージの伝達力を高められます。
たとえば、デザインに写真を使用する際、コントラストの調整によって印象が大きく変わります。特に人物写真では、コントラストを強めにすると垢抜けた印象になり、明るく鮮やかな仕上がりが得られることが多いです。一方で、コントラストを低くすると、やわらかく落ち着いた雰囲気になり、柔らかさやナチュラルさを強調するのに適しています。
背景に写真を使ったデザインで「少し物足りない」と感じる場合は、コントラストのほか、彩度や明度、トーンも調整してみましょう。コントラストを強くすることで、主役となる要素がより引き立ち、情報が視覚的にわかりやすくなります。また、コントラストは視覚的な階層づけにも役立つため、要素同士の対比をつけたいときや、ユーザーの視線を誘導したい場合に特に効果的です。
コントラストを上手に活用することで、デザイン全体の印象が引き締まり、プロフェッショナルな仕上がりに近づきます。デザインの目的や伝えたいメッセージに合わせて、適切なコントラストを意識してみましょう。