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知っておきたいデザイン用語集㉘
【 ドロップシャドウ/インナーシャドウ】
ドロップシャドウとインナーシャドウは、文字やオブジェクトに影を付けることで、デザインに立体感や奥行きを与える表現手法です。ドロップシャドウは影をオブジェクトの外側に、インナーシャドウは影を内側に加える方法を指し、背景色や文字色を変えることなく要素を強調したい場合に非常に効果的です。
たとえば、次のような場面で活用できます:
- 背景色や文字色を変えずに、タイトル文字を目立たせたい
- 色を増やさずにパーツやボタンを強調したい
これらの影のテクニックは、さりげないアクセントとして視線を誘導し、デザイン全体を洗練された印象に仕上げるのに役立ちます。
ただし、シャドウの使用には注意が必要です。最近のトレンドでは、影を薄く、ふんわりとした控えめなスタイルにするのが一般的です。極端に濃い影や大きすぎるシャドウを加えると、デザインが古臭く見えてしまう可能性があります。そのため、不自然にならない程度にシャドウを調整し、全体のバランスを保つことが大切です。
ドロップシャドウとインナーシャドウは、適切に使えば、デザインの質感を高め、視覚的にわかりやすいメッセージを伝えるための強力なツールになります。デザインの目的や雰囲気に合わせて、ぜひ活用してみてください。