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知っておきたいデザイン用語集㉟
【レジビリティ】
レジビリティとは、日本語で「可読性」と訳されるデザイン用語ですが、厳密には「隣り合う文字同士の識別のしやすさ」を指します。文字の形状や間隔、フォントの選び方がレジビリティに大きく影響し、特に本文など長い文章を読む際の快適さに直結します。
レジビリティが低いフォントの例
手書き風のフォントや装飾の多いフォントはデザイン性が高い一方で、レジビリティが低い傾向があります。これらのフォントは、短いキャッチコピーやタイトルには適していますが、本文のような長文コンテンツには不向きです。長い文章では、読み手が文字を一つひとつ識別する負担が増えるため、ユーザー体験が損なわれる可能性があります。
デザインにおけるレジビリティの重要性
実務では「レジビリティ」という単語を直接使う機会は少ないかもしれませんが、Webデザインや印刷物において文字の可読性と視認性を確保することは非常に重要です。文字が読みづらいと、せっかくのメッセージがユーザーに届かなくなってしまいます。特に本文には、視認性の高いシンプルなフォントを選び、文字サイズや間隔を適切に設定することがポイントです。
レジビリティ向上のポイント
- 本文にはシンプルなサンセリフフォントを使用する
- 適切な文字サイズと行間を確保する
- 背景と文字のコントラストを強調する
レジビリティを意識したデザインは、文字が情報を正確に伝えるための土台となります。デザインの見た目だけでなく、読み手にとっての「読みやすさ」を重視することで、効果的なデザインを作り出しましょう。