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知っておきたいデザイン用語集㊲
【x-height】

「x-height(エックス・ハイト)」とは、欧米文字フォントにおける小文字の平均的な高さを指す用語です。「height」は高さを意味し、多くのフォントが小文字「x」の高さを基準としていることから、この名前が付けられました。フォントデザインやタイポグラフィにおいて、x-heightは視認性や可読性に大きく影響を与える重要な要素です。

x-heightの役割

x-heightは、小文字の高さを基準としてフォント全体のバランスを決定します。x-heightが高いフォントは、小文字が大きく見えるため、視認性が高く、特に小さな文字サイズでも読みやすい特徴があります。一方、x-heightが低いフォントは、小文字が控えめな印象を与え、クラシックで上品なデザインに適しています。

デザインへの影響

x-heightは、フォントの雰囲気や用途に直接影響を与えます。たとえば、WebサイトやアプリのUIデザインでは、視認性を重視するためにx-heightが高いフォントがよく使われます。一方、印刷物やロゴデザインでは、x-heightの低いフォントを使用して、洗練されたイメージを演出することもあります。

x-heightを意識したフォント選び

x-heightはフォント選びの際に意識すべきポイントの一つです。デザインの目的や用途に応じて、適切なx-heightのフォントを選ぶことで、視認性や印象を最適化できます。たとえば、長文の本文ではx-heightが高いフォントを選ぶと読みやすくなり、短いタイトルやロゴではx-heightが低いフォントを選ぶことで個性的なデザインが作れます。

x-heightは、タイポグラフィやフォントデザインの基礎を理解する上で重要な概念です。これを意識してフォントを選ぶことで、デザインの質をさらに高めることができます。

「x-height(エックス・ハイト)」とは、欧米文字フォントにおける小文字の平均的な高さを指す用語です。「height」は高さを意味し、多くのフォントが小文字「x」の高さを基準としていることから、この名前が付けられました。フォントデザインやタイポグラフィにおいて、x-heightは視認性や可読性に大きく影響を与える重要な要素です。