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ChatGPT-5登場!何が進化?
OpenAIが2025年8月7日に正式リリースした新世代モデル「GPT‑5」は、GPT‑4系やGPT‑4o、o1/o3などを含めた従来モデルを置き換える優れたモデルとして登場しました。
OpenAIは「PhDレベル(博士号)の賢さ」と称し、数学・コーディング・ライティングなど幅広い分野で「賢く」「速く」「信頼性高く」回答するモデルとしています。

主な進化ポイント
① 一つのスムーズな「スマートモデル」
以前は用途別にモデル(例:コーディング向け/推論向け)を選択する必要がありましたが、GPT‑5ではリアルタイムで最適な内部モードに切り替えるルーター機構を導入。ユーザーによるモデル選択の手間が省かれ、自然な使い心地を実現しています。
②文脈保持の強化&高速応答
GPT‑5はより長い入力を保持可能な広いコンテキストウィンドウ(最大128Kトークン)に対応し、処理速度も大幅に高速化。複雑な会話や長文にも耐えうる性能です。
③コーディング能力の飛躍
GPT‑5は、自然言語でアプリや画面設計の指示をすると、それに沿ってアプリやコードを一気に生成する「vibe coding」の体験を大きく進化させています。短いプロンプトでより正確なコードが出力され、反復回数が減少し、スピード重視の開発に強みを発揮。
④性格を選べる「パーソナリティモード」
新たに「Cynic」「Robot」「Listener」「Nerd」の4つの性格モードが用意され、会話の⾵味を自由に切り替えられます。
・Cynic(皮肉/辛口)
・Robot(感情控えめ・正確)
・Listener(共感的・温かみのある対応)
・Nerd(知識豊富・わかりやすく解説)

⑤安全性と誤情報対策の強化
GPT‑5では、安全性への配慮が進化。曖昧・潜在リスクを含む質問には「Safe Completions」と呼ばれる対応で、拒絶ではなく安全かつ有用な情報提供を試みる設計になっています。
⑥無料利用者でもアクセス可能に
GPT‑5は無料ユーザーにも提供されており、PlusやProプランに加入すると使用量や応答品質がさらに向上する仕組みです。
GPT‑5は、より賢く、より速く、安全かつ柔軟なAIモデルへと進化を遂げました。日常的なタスクからプロコーディング、パーソナリティ選択まで、幅広いユーザーに沿った使い方が可能です。ただし、一部ユーザーからは「冷えた印象」や「感情面の乏しさ」が課題としてあげられており、OpenAI自身もGPT‑4oの復活やパーソナリティ改善に動いています。