mashima
AI時代でも、現場で育つ価値はなくならない

AIの話題が増えています。
文章をつくる。画像をつくる。分析する。
いろいろな仕事が便利になっていく中で、「これから人の仕事はどうなるのか」と考える人も多いと思います。
でも、現場の仕事、とくにブルーワーカーの仕事においては、AIが進んでも変わらない大切なものがあります。
それは、若いうちに現場で身につける力です。
現場の仕事は、ただ手を動かせばできるものではありません。
道具の扱い方。
危険の察知。
段取り。
周りを見る力。
先輩の動きを見て、自分の動きを変える力。
こうしたものは、教科書を読んだだけでは身につきません。
毎日の仕事の中で見て、やって、注意されて、覚えていくものです。
若手のうちは、どうしても技術が足りません。
判断も遅いし、動きもぎこちない。
でも、それは悪いことではありません。
最初からできる人はいないからです。
大事なのは、その時期にどれだけ真剣に現場と向き合えるかです。
返事をする。
時間を守る。
道具を大切にする。
言われたことを素直にやる。
危ないことを軽く見ない。
こうした基本をきちんと続けられる若手は、やがて強くなります。
現場では、派手なセンスよりも、こういう基本の積み重ねがものを言います。
なぜなら、現場の信頼は一発で生まれるものではなく、「この人なら任せられる」という小さな安心の積み重ねでできていくからです。
AIは便利です。
これから仕事の一部を助けてくれる場面も増えていくと思います。
でも、現場で最後に責任を持つのは人です。
暑い日も寒い日も、納期や品質や安全を守るのは、現場で動く人です。
そこには、経験の浅い若手が一歩ずつ育っていく時間が必要です。
若手育成で大切なのは、すぐに一人前を求めすぎないことだと思います。
その代わり、基本を甘くしないこと。
小さなことを繰り返し言い続けること。
当たり前を当たり前にできるように育てること。
それが、長く通用する力になります。
便利な時代だからこそ、現場で身につく力の価値はむしろ高まっていく。
AI時代でも、現場で育った若手の強さはなくなりません。
手を動かし、気を配り、責任を持って仕事を覚えた人は、どんな時代でも必要とされます。
若いうちに現場で身につけた力は、一生ものです。
