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知っておきたいデザイン用語集⑮
【三分割法】
三分割法とは、画面を縦横それぞれ3分の1の位置で2本の線を引き、合計4つの交点を作る構図の手法です。この法則を使うと、視覚的にバランスの良いレイアウトを簡単に作り出せます。特に写真撮影では、この4つの交点に被写体を配置すると、より自然で美しい構図が得られるため、プロ・アマ問わず多くのフォトグラファーが活用しています。
三分割法は、写真だけでなく、デザインにも応用できる基本的なテクニックです。例えば、Webデザインやポスター制作などでメインビジュアルを配置する際、主題となる要素をこの交点上に置くことで、視線が自然に誘導され、見やすく印象的なデザインに仕上がります。人は自然と4つの交点やラインに目が向くため、情報を効率的に伝えたい場合にも効果的です。
また、この方法は単純でわかりやすいため、デザイン初心者でもすぐに実践しやすいのが魅力です。たとえば、風景写真では水平線を3分の1のラインに合わせることで空や地面のバランスがとれ、主役がしっかり際立ちます。人物写真やポートレートでも、被写体の目を交点に置くことで、視覚的に引き締まった印象を与えることができます。
三分割法は簡単に実践できる一方で、プロのような仕上がりを目指せるテクニックです。デザインや写真をより洗練されたものにしたいときは、この基本的な法則を活用し、自然で美しいレイアウトを楽しんでみてください。