mashima
若者の勘違いパワーはなぜ大切か
若者が取り組むことに得意げだったり、調子にのっていることがある。
それを社会を少し経験した大人たちが「未熟な若者だ」「なまいきだ」とか若者の行動を抑え込むような言動や態度はナンセンスだ。
実は自信と知恵(能力)のバランスは物事を取り組んだスタート時点は「理解できた!」と能力は低くても自信だけ過大評価しやすい。
この能力が低い時期に自分が優れていると勘違いする認知バイアスを「ダニング=クルーガー効果」という心理現象と言われている。
この自分を過大評価した自信はその先に現実の壁にぶつかり、何もわかってはいないんだとどん底に落ちることが多い。
しかしこの壁を乗り越え、努力を重ねるにつれて知恵がつき、自信と知恵のバランスが良くなり、プロフェッショナルと成長していく。
つまり若いころの勘違いはプロフェッショナルとして成長していくためのプロセスであり、若者の成長のために大事なこと。
だから若者の勘違いパワーを抑え込むようなことはしてはいけない。
できることならばこの認知バイアスが若いころに強くかたよらずに、早い段階で自己評価ができるようになれば、その成長も早くなると思う。