株式会社間島宣伝事務所

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ターゲットとペルソナの違い

販売促進や集客企画などを考えるときにマーケティング用語として使われる「ターゲット」があります。
近年ではそれに類似した「ペルソナ」といった用語も良く聞きます。

ユーザー像を考えるという点では同じですが、その意味はそれぞれ違います。

ターゲットは人物像を〇〇代から〇〇代など年齢を決めたり、男性か女性かなど幅を持たせた設定になります。
一方ペルソナは、25歳で〇〇県に住み、〇人家族でSNSを毎日投稿する専業主婦のようなターゲットよりリアルな設定を意味します。

ペルソナを具体的に設定すること関係者との認識がブレなくなったり、より効果のあるアイディアに絞ることができたり、時間やコストも軽減することができます。

販売促進や集客プロジェクトでは、担当者やそれを表現するライターやデザイナーなど、さまざまな作業をする人も関わります。
その関係者の間で認識がズレたままでは、無駄な作業が生まれたり、作業が遅くなるといったトラブルも多いです。
そして多くの情報をもとに詳細に設定したペルソナのニーズを満たすよう企画を考えることは、そのほかの多くのユーザーのニーズを満たすことにつながり、結果的にユーザー視点の効果的な企画を実行することができます。

ペルソナを考えるときにまず大きく分かれるのがBtoCかBtoBになります。
BtoCの場合、例えば年齢・性別・職業・居住地・家族構成・趣味・日常の行動・性格などをペルソナ設定の項目として考えます。

BtoBの場合、一個人の認識で購入されるものではないので、例えば「組織」と考え、企業規模・事業の課題・組織の課題・実現したいこと、「担当者」と考え、現在の役職・困っていること・情報収集の手段など、両方の属性を考慮して初めて「顧客を知る」ことに繋がります。

ターゲット設定、ペルソナ設定いずれもそうですが、思い込みや先入観で作成すると大きなズレが生まれます。
直接意見を聞いたり、インターネット上の口コミやSNSなどからのデータを取り入れて設定を作成することが重要になります。

ペルソナを活用して具体的なマーケティングをする手法を「ペルソナマーケティング」と言います。
多くの人に好まれようと考えた情報発信をするのではなく、ペルソナで具体的に対象を表現して情報発信する方が実はより多くの人に共感されます。